
PayPayの導入は日本人向けでなく、東京オリンピックも視野に入れて外国人向けに早めに導入することを決めるべきです。特に中国からの観光客が最も多いので、まずは中国人向けにPayPayを導入することはもはや必須事項でしょう。
急増中のPayPay加盟小売り店舗

2019年10月1日より消費税が10%に増税され「キャッシュレス・消費者還元事業」によってクレジットカードやスマホによるQRコード決済等がすでに急増であることをこちらのページのPayPayとクレジットカードでキャッシュレス決済しないと大損?で細かく説明しました。
このページではまだキャッシュレス決済に対応していない小売店舗向けに説明いたします。
「うちは現金商売だからね~」
などとあぐらをかいていると
既にキャッシュレス対応をしているライバル店に根こそぎ客を取られる
あるいは、
徐々に増えていくキャッシュレス対応をしているライバル店にどんどん客が流れていく
という事態になってしまうかもしれませんよ?
もしたまたまこのページにたどり着いたという小売店舗の経営者の方がいらっしゃいましたら、「キャッシュレス・消費者還元事業」による顧客離れを防げる一因になれるかもしれません。
「LINE Pay」「ファミペイ」「楽天ペイ」「Origami Pay」などのスマホで決済できるサービスが乱立しており、うちの店もどれか入れたいんだけど経費が掛かるし、どれを入れればいいかわからないという小売店オーナーは
「とりあえずPayPay入れとけばなんとかなる」
と思ってよいでしょう。天下のソフトバンクグループがかなり力を入れてシェア拡大中なので。
PayPayのジャンル別小売店舗・ライバル店舗検索方法はPayPayとクレジットカードでキャッシュレス決済しないと大損?にも同じ説明がされていますが、このページではもう少し突っ込んで検証していきたいと思います。
東京オリンピック訪日外国人は中国だけをターゲットにすれば良い

中国ではすでにQRコードによるキャッシュレス決済が当たり前になっており、全人口の60%がキャッシュレス決済に対応し、都市部ではほぼ100%に近い人たちがキャッシュレス決済に対応しています。
「都市部ではほぼ100%に近い人たち」=お金持ち=日本に来る=東京オリンピックも是非観たい
と考えるのが順当ではないでしょうか。
東京オリンピックで日本を訪れる外国人は選手団より圧倒的に応援団の方が人数が多いですからね。
日本からの距離を考えたら韓国が一番近いですが、昨今の韓国⇔日本の政治情勢を見ると韓国から大挙して日本に押し寄せる応援団は少ないとみなします。
と考えると、選手団の人数が多い=応援団はもっと多い中国からの応援団が大挙して日本に押し換えてくる可能性が一番高いのではないでしょうか?
一説によると訪日外国人のキャッシュレス決済対応はとりあえず4か国だけ対応しておけば問題ないという話もあります。
2018年の訪日外国人観光客数は1位が中国の830万人、2位が韓国の750万人、3位が台湾の470万人、4位が香港の220万人です。
この4か国の訪日外国人観光客数を足すと、1年間で訪日した全人数の73.4%を占めているのです。
東京オリンピックで日本に来る韓国の人たちがどれくらいになるか予想が付きませんが、とりあえず中国・香港・台湾からの訪日外国人をターゲットにしておけば間違いないでしょう。
その中国では2つのキャッシュレス決済サービスがしのぎを削っています。
それは「WeChatペイ」と「Alipay」です。
WeChatは中国国内で利用されているメッセンジャーのモバイルアプリで日本でいうところのLINEみたいなものでしょう。
「Alipay」は中国国内最大のECサイト(通販事業)アリババグループが運営しているペイメントサービスで、中国・台湾・香港に約8億人のユーザーが利用する スマホ決済アプリです。
訪日している中国人830万人、台湾人470万人、香港人220万人を足すと1520万人のうち、少なく見積もって60%が「Alipay」が使えるとしても912万人です。
都市部に暮らす中国人のほぼ100%が「WeChatペイ」か「Alipay」を使っていることを考えると、日本に来る中国系外国人のうち、およそ1000万人はPayサービスを使うと考えて間違いないでしょう。
アリババの創業の際に孫正義が20億円の出資をした結果、アリババが中国最大の通信販売企業になり、20億円の投資が14年後には4000倍に膨れ上がり8兆円の含み益を手にするまでになったのは有名な話です。
だからアリババとソフトバンク(PayPay)の連携がうまく取れているんですね。
PayPayのQRコードはAlipayアプリにも対応しているのでAlipayアプリ決済ができる訪日客にも対応できるのです。

↑Alipayも決済手数料0円です。
2019年10月1日からの消費増税による需要の落ち込みと「キャッシュレス・消費者還元事業」による需要の増?
さらに2021年に開催される東京オリンピックで日本に押し寄せてくる中国からの訪日対応を考えると、
「いやあ~うちは現金商売だからね~」
などとのんきなことを言っているといち早くPayPayやAlipayなどのキャッシュレス決済対応したライバル店にお客さんがどんどん流れてしまいますよ?
あるいは現金払いしか対応できていないと大挙して押し寄せてきた外国人の支払いにもたついてしまい、行列ができるか、決済の遅さに辟易した外国人客が買うのをやめてしまうというリスクも抱えています。
キャッシュレス決済に対応することで、外国人の支払いへの安心感を高めるとともに、客の回転率を上げることもできます。
現金の流通には造幣コストや輸送コスト、保管コストなど色々なコストがかかる(ある投資会社の試算では年間2兆円のコスト)為、日本政府は諸外国に合わせて今後もどんどんキャッシュレス決済を進める方針を固めています。
現金商売の時代は終わりつつあります。
とはいえクレジットカード払いに対応しようとすると色々と手数料などの経費がかかるのも事実。
だから日本はクレジットカード払いに対応した小規模店舗が少ないと言えます。
ただ、PayPayのようなQRコードをお店に置くだけでキャッシュレス決済対応ができる時代にもなっています。
まだキャッシュレス決済対応をしていない小規模店舗の経営者の方は、あとで紹介するジャンル別のPayPay加盟店検索でご自分のお店の周辺にPayPay対応済みのライバル店がどれだけいるのかまずは探してみましょう。
恐らく数か月で急増するはずです。「テクノロジーの進化は止まらない」というのは歴史が物語っていますから。
PayPayだけでなく「Alipay」にも対応できる⇒【PayPay】小規模事業者向け説明
それと2019年10月の消費税率引き上げに伴い、PayPayも補助金事業の対象事業者となることが決定して、「まちかどペイペイ」というキャンペーンを行うことが決定している。
「まちかどペイペイ」はキャッシュレス決済をすると5%還元をする対象店舗でPayPayを利用すると、最大5%のポイントが上乗せされて合計で最大10%のポイントが還元されるキャンペーンだ。

こんなキャンペーンをやられた日にはPayPay未加入店では「商売あがったり」になる可能性大ですね。
10%還元を求める客はどんどんPayPay加盟店へ流れてしまうことはつぶさに想像がつきますから。
「キャッシュレス・ポイント還元事業」への準備(小規模店舗オーナー向け)

PayPayとクレジットカードでキャッシュレス決済しないと大損?では「キャッシュレス・ポイント還元事業」への準備としてクレジットカードやスマホによるQRコード決済は少なくともPayPayはしておいた方が良いことをお伝えしてきました。
小規模の店舗を抱える経営者にとって消費税増税は痛い制度ですが、クレジットカード払いに対応するのは手数料やシステムの初期投資も掛かり参入障壁が高いですね。
当ページがなぜPayPayをこれだけおススメしているかというと、

↑PayPayが今一番使われているQR決済だからです。
詳細はコチラで確認できます⇒【PayPay】初期導入費・決済手数料・入金手数料が0円のスマホ決済サービス!
上で紹介したように親会社がソフトバンクなのでその勢いはすざましいといえるでしょう。
TVCMやキャンペーンも沢山行っているのでこれからもユーザーが増えていくことは確実と見て間違いないと思います。
なぜこれだけPayPay加盟店が増えるのが早いのかというと、初期導入費・月額固定費・決済システム利用料・入金手数料がすべて無料だからです。
レジをクレジットカード払いに対応した物に変える必要もなく、店舗にQRコードを置くだけでキャッシュレス決済に対応できるというのが最大の利点ではないでしょうか?

↑お客さんがスマホでQRコードを読むだけ。なのでシステム料が掛からない。
参入障壁を下げるために0円で加入できるビジネスの手法は「Yahoo!BB」の時も同じ手法がとられました。
各家庭でインターネットのブロードバンド環境を整える為にADSLモデム無料配布などや大々的キャンペーンを行いADSLで日本国内最多の加入者を獲得したのです。
そのビジネス手法と今回のPayPay拡大戦略は似たような手法をとっていることがわかります。
Yahoo!BB⇒ソフトバンク⇒孫正義
そうです孫正義です。
彼の数々の偉業と、まだ現役で今度は世界的企業へ発展を目論んでいる。その孫正義にとってPayPayの拡大は今後ソフトバンクグループが拡大していく事業の中核事業として位置づけられています。
Yahoo!BBの爆発的普及再びと考えるのはおかしくないと思いませんか?⇒【PayPay】小規模事業者向け説明
PayPayの小売店舗ジャンル別検索方法 -PayPayアプリ編-
PayPayアプリに搭載されている機能の加盟店検索を紹介します。
この加盟店検索はユーザー側が使うものであり、小規模加盟店オーナー的には「ライバル店舗を探すのは分かりづらい」検索方法になります。

PayPayアプリのTOP画面に「近くのお店」を探すボタンがあります。

「近くのお店」ボタンを押すと現在地の周辺のあらゆるPayPay加盟店が出てきます。
地図をスライドするとその中心から周辺のPayPay加盟店が表示されるので現在地以外のPayPay加盟店も探せます。
MAP中央にある赤いとMAP下に出ているウィンドウの

が連動していて、ここへ行くのウィンドウをタップすると、

その店舗の詳細が出てきます。
ラーメン屋に行きたい場合、その周辺のラーメン屋を探す機能も有ります。

マップ右下の虫眼鏡マークを押すと、

【加盟店を検索する】フォームが出るので「ラーメン」と入力するとその周辺のラーメン屋の一覧が出てきます。
この機能でも店舗のジャンル別にライバル店舗の検索はできなくなはいのですが、周辺に何店舗あるのかが分かりづらいです。
マップの中心に自分の経営する店舗があり、既にPayPayを導入済みのライバル店舗が周辺に何店舗くらいあるのかが、一目で分かる方法を次の項目で教えます。
PayPayの小売店舗ジャンル別検索方法 -ヤフー地図アプリ編-
上の項目で説明したようにPayPayアプリでもPayPay導入済みのライバル店舗が周辺にどれくらいあるのかを探すことが出来ますが、『一目で何店舗くらいライバル店舗があるのかが分かる方法』があります。
それが「Yahoo!Map(ヤフー地図)」アプリを使った検索方法です。
なぜ「Yahoo!Map(ヤフー地図)」アプリを使うのかというとPayPayの経営はPayPay株式会社が行っており、その親会社がソフトバンクグループ株式会社、ソフトバンク株式会社、ヤフー株式会社だからです。

PayPayの親はYahooでその親がソフトバンクという関係値です。ソフトバンクの力が絶大なことはPayPayとクレジットカードでキャッシュレス決済しないと大損?でも紹介しましたが、PayPayとYahooの連携は思った以上にされています。
まだ「Yahoo!Map(ヤフー地図)」アプリをスマホに入れていないという方はこの機会に入れてみてください。
「Yahoo!Map(ヤフー地図)」アプリ:グーグルプレイリンク
iPhoneの方はAppStoreで探してみてください。PCからはリンクできませんでした。
前置きが長くなってしまいましたが、「Yahoo!Map(ヤフー地図)」アプリでPayPay加盟店をジャンル別(ラーメン屋とかカレー屋など)で検索する方法を説明します。
「Yahoo!Map(ヤフー地図)」アプリの検索窓に
「葛西←地名 ラーメン←店舗ジャンル PayPay」と入力してみましょう。
肝心なのは「PayPay」と入力することでPayPay加盟店が絞れます。
「ペイペイ」(カタカナ)「ぺいぺい」(平仮名)でもOKでした。

↑写真は「葛西 ラーメン ぺいぺい」で検索した結果です。下に出てくる店舗をタップすると店舗の詳細が出てきます。
葛西(東京都江戸川区)の周辺のPayPay導入済みの加盟店は4店舗ということが分かりやすいですね。
ちなみにPayPayに未加入のラーメン屋を探してみたところ40店舗ほどありましたので、葛西周辺ではまだPayPay加入済みのライバル店舗が少ないということになります。(これはチャンスかも)
店舗ジャンルを変えて「葛西 カレー ぺいぺい」で葛西周辺のカレー屋さんでPayPay加盟店は何店舗あるのかをさがしてみます。

↑葛西周辺のカレー屋さんでPayPay加盟店は5店舗でした。ラーメンと同じようにPayPayを含まずに「葛西 カレー」で検索してみると同じエリアにあるカレー屋さんは8件でした。
葛西周辺のカレー屋さんは8店舗中5店舗がすでにPayPayに加盟済みというこです。残りの3店舗は早くしないとライバル店舗に客がどんどん流れてしまうかもしれません。
今回はスマホアプリの「Yahoo!Map(ヤフー地図)」を使いましたが、PCの「ヤフー地図」でも同様の店舗ジャンル別PayPay加盟店検索が出来ます。(検索結果は若干違うようです)
ここまで読んでもまだキャッシュレス決済に対応しないのですか??⇒【PayPay】小規模事業者向け説明